WA!アメーバだ 三十周年記念サイト










首謀者からのご挨拶/榎田信衛門(元たねだもりゆき)

あれから30年ですよ。いやぁ「光陰矢の如し」ってホントだね。
当時、アメーバおじゃま虫軍団と称してスタジオをうろちょろしていた中高生達も皆40過ぎのおっさん&おばさん。
あ、そういうオイラも齢50目前のアラフィフだった‥笑。

1983年‥。今は国内発インターネットラジオとして地球上のあっちこっちで聴かれているFMCが、まだ半径50mの小さなサービスエリアしか持っていないミニFM局JOINだった頃、熊本市銀座通りにあった「電器のマツフジ4Fホール」から隔週で放送していた公開番組があった。その名は『Come On Together!(略してシー・オー・ティー‥今のQICのルーツ中のルーツでござんす)』‥。
何かと敷居の高いマスメディア様のトホホさ加減をコテンパンに蹴飛ばしつつ、思いっきり敷居を低くして誰でも参加できるトーク&オピニオン番組ってことでサブカル好きな若い人を中心に結構な支持を集めていたんだ。
そう、これが後に『WA!アメーバだ』というタイトルが付けられる一大プロジェクトの出発点なのでござります。

その後しばらく経って「増幅(膨脹と云ってもいいかも)するチャンス」が訪れちゃった。
当時ハタチそこそこだった私は、既に結構な稼ぎがあって、放送機材とかジャンジャか買っちゃって、その勢いで自前のスタジオまで作っちゃった。その自前スタジオこけら落としの『Come On Together!』を取材しに来た若手新聞記者(あくまで当時の話)と何故だか意気投合しちゃって、熊本のカウンターカルチャーを掻き回そうってな方向性でなんとなく一致。あれやこれやいろんな仕掛けを展開し始めた。そう、あれは1984年の夏の終わり頃だったなぁ。

若さ故の無謀な試行錯誤は、やがて『WA!アメーバだ』という極めて怪しげなラジオ番組として結実しちゃいます。
なななんとあれほど罵倒してきたマスメディア様でのオン・エアー!
開局したてのFM中九州での目玉番組扱いでのデビューだよ。これにはビックリでしたね。あれよあれよと云う間に新聞・雑誌いろんなメディアで一気に露出!

まぁチヤホヤされましたよ。急に手のひら返す奴が多くて失笑の連続。
そんなわけだから調子こくわけです。
ゲリラ&暴走‥。ある意味暴走族(珍走団)と変わんない我々。猛烈に突っ走りましたよ。
でもね。そういう暴走は長くは続かない。これ、世の常です。
眉をひそめ、陰口を厭わない不埒な大人達の猛烈なブレーキと、若造&付け焼刃で運転テクニックが稚拙だった私の傲慢さによって『WA!アメーバだ』は一気に脱線転覆して幕を閉じちゃいました。

「もっと上手に立ち回れよ!」という我々に好意的な大人達(少数派)の蓋しごもっともな叱咤にションボリしたけれど、んなこたぁすぐにどうでもよくなる。馬鹿は死ななきゃ治らない(笑)

そんなわけで、あれから30年。
社会性だの、処世術だの、立ち回り方だの、大人の根回しだの、いろ〜んなことを身に着けて、それなりに超ハイレベルな運転テクを身につけた不肖わたくしではございますが、いまだにゲリラ&暴走‥そう!あの!皆で一丸となって突っ走ったときのゾクゾクする爽快感‥忘れちゃいないぜ!

多感な時期に『WA!アメーバだ』っちゅう不良番組を聴いちゃったせいで、なななんと30年もの長きに渡って私を応援して下さっておられる神田川ぢゃない坪井川俊郎さんのご好意により、このたび「30周年記念サイト」を立ち上げることに相成りました。誠に恐悦至極でございます。有難いことでございます。アジテーター冥利に尽きる話でございます。

甚だ簡単ではございますが、私からのご挨拶に代えさせて頂きます。



2012年12月吉日  Web Radio FMC/CRI代表・榎田信衛門(元たねだもりゆき)

(追記)・・・榎田信衛門ブログ「WA!アメーバだ30周年記念公式サイトお披露目」(2014年4月14日)

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